2007年03月14日

DNA 〜宇多田ヒカル"This Is Love"


激しい雨に 鳴り止まない遺伝子
Oh 咲かせてあげたいの
運命の花を、 あてどないソウルの花を
This is love, this is love



【 宇多田ヒカル 『This Is Love』 】



鈴木光司の『楽園』という小説がある。
彼は『リング』で一躍有名になったように思うが、
これはホラーではなくファンタジーである。

太古に部族の抗争で引き裂かれた男女が、
守護神である、伝説の赤い鹿の精霊に導かれ
そして現代、やっとめぐり逢う―


いつかきっとめぐり逢える。
遺伝子がこの想いを伝えていく。

まさにそんな物語だったと思う。
初めて見たのは原作ではなく特番のアニメだった。
1991年に、日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作品として
「満ちてくる時のむこうに」というタイトルで日本テレビ系全国放送。
DVDなどになっておらず、今はその番組を録画した人しか観ることができないというちょっとしたお宝。(録画しててくれたお母さん、ありがとう。)
小学生だった自分に大きな衝撃があったアニメで、
今の自分を形成している一要因でもあるとまで思える作品である。

宇多田ヒカルの"This Is Love"を聴いていると
この物語を想い出す。
イントロからラストまでドラマチックな音楽になっており、初めて聴いたときから名曲になる予感がしていたが、2度目に聴いて『楽園』を想い出し、不動のものとなった。

『楽園』のことを除いても、
なにがどう、という理屈ではない何か魂が突き動かされる力がこの歌にはある。
何度も聴いているうちにいい歌だと思う作品はたくさんあるが、イントロが始まった瞬間に言葉にできない魅力を放つ歌こそが名曲のかもしれない。



posted by 深峰 旅雲 at 22:30 | Comment(0) | TB(0) | 今日の言葉 in 【SONG】
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