2007年11月27日

「あくがれ」は心に在って、魂が遠くへさまよう旅をすること


容易に到達できない未知なるもの。
望みが遠くにあればあるほど
「あこがれ」の心が募ります。

昔は「あくがれ」と呼んでいたそうで、
「あく」とは場所を意味する古語。
「かれ」は遠くに去る意味があります。

「あくがれ」は心に在って、魂が遠くへさまよう旅をすることをいうのです。



【荒井和生 『続・言葉の風景』より 】



ひっさしぶりぃ!!

いやぁ…半年も放置でしたか…
早いですね、一年  (遠い目)

ちゃんと手帳にはいい言葉をメモってるんですけど、家帰るとPCをつける元気がなくてさ!!すまんよ!それにしても…半年か…

そんな遠い昔のような「あこがれ」の時間。(強引)

「かれ」が遠い意味だというのは古典の時間に習うけど、
「あく」が場所を意味するのは「あそこ」という指示代名詞に残っていることからわかるね。

この言葉の組み合わせだと知ると、いっそう悠久の時に思いを馳せて
あくがれてしまいますね。
posted by 深峰 旅雲 at 02:08 | Comment(30) | TB(6) | 今日の言葉 in 【BOOK】

2007年04月07日

藤原道長くん  〜影をば踏まで、面をや踏まぬ


「影をば踏まで、つらをやは踏まぬ。」

【 藤原道長 in 『大鏡』 】



♪かーいかいかい♪
♪かーいかいかい♪
愉快!痛快!怪物くんは怪物ランドのプリンスだい♪

って感じや。
痛快すぎて笑える。
道長ってすごいなーって純粋に思う。もちろんこれは大昔のお話なわけで、まったく真実ではないだろうが、それでも道長にそんな要素があったからこの話が残っているわけだし、はちゃめちゃ歌舞伎モノだったのでしょうか。

道長と言えば、

「この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたることもなしと思えば」

で有名だろう。その句の印象から、傲慢だとか偉そうだとか自慢しーやとか、ヤなやつの典型のように思われているようだが、ここまで成り上がったんだから、もうその辺、超越しとるんやないやろか。
それこそ、織田信長のくらいまで。(奇しくも…長…つながり)

その後も「競射」などでも異端児ぶりを発揮してくれるので、またシリーズ展開しよか。

<全文>
 四条の大納言のかく何事も優れ、めでたくおはしますを、大入道殿(藤原兼家)、「いかでか、かからん。うらやましくもあるかな。わが子どもの、影だに踏むべくもあらぬこそ、口惜しけれ。」と申させたまひければ、中の関白殿(藤原道隆)・粟田殿(藤原道兼)などは、「げに、さもとや思すらむ。」と、恥づかしげなる御気色にて、ものも宣はぬに、
この入道殿(藤原道長)は、いと若くおはします御身にて、「影をば踏まで、つらをやは踏まぬ。」とこそ仰せられけれ。まことにこそさおはしますめれ。内大臣殿(藤原教通、道長の子で公任の娘婿)をだにちかくて見奉りたまはぬよ。 

<現代語訳>
 四条大納言(公任)が、このように何事にも優れて立派でいらっしゃるのを、大入道殿(兼家)が、
「なんであんなに優れてるんやろう。うらやましいことや…。私の子どもたちが大納言の影さえ踏めそうにないのは情けない…」
と申されたところ、(その子どもたちである)中関白殿(道隆)・粟田殿(道兼)などは、本当にオトンはそう思っておられようと、恥ずかしそうな表情で何もおっしゃらないのに、
この入道殿(道長)は、とてもお若い身で、
「影なんざ踏みません。顔<ツラ>を踏みつけてやりますぜ」とおっしゃった!
今では、本当にその通りになっていらっしゃるようだ。(!)
内大臣殿(道長の子で、公任の娘婿の教通)にさえ、近寄ってみ申し上げることもできない。



(!)…リアルに踏みつけたのかどうかはわかりません。

posted by 深峰 旅雲 at 23:50 | Comment(0) | TB(0) | 今日の言葉 in 【BOOK】

2007年03月12日

旅人 〜奥の細道


月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。



【 松尾芭蕉 『奥の細道』 】





永遠とは何か

ふとそんなことを考えてしまう。

また、人生も旅に喩えられる。
今、またこの言葉が浮かんだのは
僕自身が新たな旅立ちをひかえて
道祖神の招きにあっているのかもしれない。

この辞書の旅立ちにとっても
またとない言葉だろう。




posted by 深峰 旅雲 at 23:15 | Comment(0) | TB(0) | 今日の言葉 in 【BOOK】

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。